No Title
2023/07/15
夏もいよいよ本番、サービス工場も連日猛暑と格闘しながらメンテナンスを行っております。
今回はあまり知られていませんが、地味に安全を脅かす故障例についてご紹介します。
この数十年の車のタイプは、室内・荷室空間を広々とする為に、
セダンからミニバン・ワゴンが主流となっています。
結果後ろのドアは上部に大きく開く形となり、物の出し入れもし易く便利ですよね。
みなさん特に意識もせずに普段、当然のように使っています。
ハッチが上がった状態でも、ずっと静止していますが、これがどれだけ大変な事か!
よく見ると左右に突っ張り棒が付いてます。
体感しないと分かりませんが、試しに片方外してみると....。
このハッチとっても重いんです!!
この細腕で、ずっと重量挙げしてる様なもんです。
長い間使用を続けていると、中のオイルが抜けて荷重を支えきれない場合があります。
万が一、気付かずに荷室に体を入れた状態でハッチが下りてきたら...!
見た目には少し汚れてる位にしか見えませんが、一番上まで自然に上がらなくなる等、
何か普段と違うと感じたら、劣化を疑っても良いかもしれません。
左右交換で元気に跳ね上がりました! これで安心です。
夏休みにレジャーでお出掛けの計画もあると思います。
ぜひ出発前に動作チェックをしてみましょう。