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2022/01/13
2022年サービスも元気にスタートしております。
今年も宜しくお願い致します。
今回はドアミラーの故障事例についてお話しようかと思います。
ドアミラーも時代と共に進化して、角度調整と折り畳みの電動化に始まり、
ウインカーの内蔵や曇り取り機能、後方車両の接近を知らせる機能等々...。
便利になるのはとっても有り難いのですが、
長くお使い頂く事で一部劣化や摩耗が発生し易い部位がございます。
それは折り畳み作業を請け負っている電動格納モーター(アクチュエーター)の部分です。
普段ドアミラーにはカバーが付いている為、中身がどうなっているかは見る事は出来ませんが、
それぞれの機能毎に構成部品が存在しています。
その中でも、格納動作は最も物理的な負担が大きく、最近はドアロック作動に連動して
折り畳む機能も付いているタイプが増えている事も影響して稼働回数も多くなります。
必然的に劣化、摩耗のリスクも増えていきます。それだけ頑張ってくれているパーツなのです。
何年、何回使用したら使用限界かは定義出来ないので、都度対応していくしかありません。
車種によって異なりますが、中身はこんな感じになっています。
電動格納機能が採用された当初はミラー丸ごとしか交換出来ず、
費用負担も大きかったのですが、現在は分割式になっています。
この写真では左下の部位がモーター部になります。
ここだけ交換出来るのは良い事ですが、中身を分解しないといけないので、
サービスマンはそこそこ大変です…。
新年早々楽しい話ではありませんでしたが、たかがミラー一つでも色々な仕事を
してくれていると感じて頂けたらと思います。
まだまだ寒い日が続きますが、安全の為に使える機能はフル活用して今年も快適な
カーライフをお過ごし下さい。
先日の降雪時の写真です。
雪は勿論、凍結に十分注意していきましょう!